「これは絶対カッコイイ絵になるぞ」と思ってちょっと苦労してフェンスに登ってまで撮ったかいがありました。
アガリをイメージしていると現像もやりやすいですね。
簡単にアプローチを解説いたします。
▽撮影した写真をひらいたところ。
眠いですね
▽レンズ補正とかを当てて切り抜きしたところ
ちょっと構図調整(しかし、あとでまた大きく構図調整されてしまいます)
▽露出関連の自動補正を適用
とりあえずベースメイクです
▽明瞭度とかすみの除去を当ててカッコよくする
絶対ハードでローキーな感じがハマると思って撮影したのでこの辺から本番です
この時点では暗すぎない?って思うくらいでも全然OK
▽それだけだとただただ暗いのでコントラストを落とす
かすみの除去をしたらコントラストを下げるのがかすみの除去との良い付き合い方です。
▽円形フィルタを使って車以外の領域を選択
だいたいです
▽明瞭度を上げ、彩度を下げる
背景なので多少わざとらしい描写でも許せるので明瞭度をあげ、
車のブルーを際立たせるために彩度を下げます
▽こんどは車を選択し
円形フィルタを反転して使います
▽若干明るくする
被写体を際立たせます
▽トーンカーブの底を持ち上げる
この写真にとって、全体の現像のステップのなかで一番大事な点はここだと思います。
黒の底を持ち上げて一番暗いところが単なる黒にならないようにしています。
だからなに?とお思いかもしれませんが、まあ雰囲気です。
かっこいいでしょ
▽周辺減光をかける
しつこいようですが被写体を際立たせます
別に周辺に見せたい素晴らしい背景があるわけでも副題があるわけでもないので
▽暗部と明部に色を足す
黒の底を持ち上げてる分暗部に足す色がかなり目立つので塩梅に気を付けましょう
暗部にはブルー系の色を入れるとだいたい吉ですよ
ハイキーな人物フォトでも有効なアプローチです
▽ノイズリダクションをかけてシャープをその分かける
かなり無理した現像をしているので部分的にかなりノイズがのってきていますので
NRをかけ、その分シャープをかけて眠くならないようにします
▽ブルー色の彩度を上げます
ここの機能は難しくてよくわかりませんがたまに雰囲気で触ります
色ごとに明確に何か見せたいビジョンがあるときには触ってみるといいかもしれませんが、かなり影響力の大きい項目ですのでご注意
▽いっそ切り取り
背景いらないじゃん、と気が付いた
で、だいたい終わりです。
▽できた
全体として、そもそも光がよくアスファルトが濡れた感じが完全にかっこよかったので
最初からローキー&明瞭度バチバチの地面ゴツゴツ系のフォトにしたかった、というイメージがあったので、それに沿った現像をした感じです
では